一年に一度の特別な時間

1月1日修正会
1月7日大般若祈祷会
2月8日涅槃会
春分の日と前後3日間春のお彼岸
3月下旬~4月上旬春休み みんなの坐禅会
4月8日降誕会(花まつり)
6月最終日曜日開山忌
7月12日~7月15日7月盆・棚経
7月下旬~8月下旬夏休み みんなの坐禅会
8月7日山門大施餓鬼会
8月10日~8月15日8月盆・棚経
秋分の日と前後3日間秋のお彼岸
10月8日達磨忌
12月8日成道会
12月下旬~12月31日冬休み みんなの坐禅会
12月29日~31日竹あかりと除夜の鐘
詳しい開催日はカレンダーをご覧ください。
※詳細は行事名をクリック、あるいはタップしてください。

下記の行事マンガは鎌倉・円覚寺様が年4回発行している季刊誌『円覚』に掲載させていただいているものです。


過ぎゆく一年に感謝し、
来るべき一年の平穏を祈念する

大晦日から元旦にかけて、大般若波羅蜜多経六百巻の第五百七十八巻目、『理趣分』をお唱えしながら、世界の平和と国家の安泰と豊穣を祈願します。


1年の初めに家運隆昌・五穀豊穣・商売繁盛・交通安全・世界平和の達成を祈る、
千年以上続く伝統ある儀式

 三蔵法師(さんぞうほうし)が持ち帰り、訳した600巻もの大般若経を多くの僧侶が大きな声で読経(どきょう)する様子は迫力があります。

 法要参加者には大般若会終了後、祈りが込められた御札(大般若札) をお配りします。御札は各家々を御守りする御札ですので、家の入口に貼って魔除けにしていただければ良いかと思います。

 また、須弥壇に【十六善神(じゅうろくぜんじん)】を描いた掛け軸をかけます。十六善神とはインドの鬼神で、仏法守護の神となった十六の夜叉神のことです。この夜叉神たちには私達の悪心を取り除く働きがあるとされています。



お釈迦様の徳を偲ぶ

 涅槃会とは、お釈迦さまが入滅(亡くなる)された日に行う法要です。※お釈迦さまが亡くなられたのは、2月15日といわれていますが、東光寺では毎月8日に行う布薩会と合わせて行っています。

 涅槃会では涅槃図(お釈迦様が亡くなれたときの様子を描いた図)をお祀りします。

 木も枯れ、多くの動物たちが嘆き悲しむ様子、母が投げたが届かなかった薬袋、ショックのあまり失神してしまったアーナンダ、など、ぜひお参りの際にはご覧ください。


六波羅蜜の実践強化週間

 彼岸とは「到彼岸(とうひがん)」の略です。「到彼岸」とは悟りの世界(人間完成) に到達することです。
 
 そのため、彼岸の期間は悟りの世界に到達するために六つの正しい実践(六波羅蜜:ろくはらみつ)をし、人間完成に向けて修行をする期間と言われています。
 
 こうしたお彼岸の期間中、各家々では仏壇を掃除し、お花やおはぎ・団子などをお供えし、菩提寺へのお参りやお墓参りをします。
 
 東光寺では檀家様の多くが彼岸の期間中には御本尊様や位牌堂で御先祖様に手を合わせ、お参りされています。

 このような菩提寺へのお参りや御先祖様への供養は六つの正しい実践の一つです。


お釈迦様の誕生を祝う

 今から3千年ほど前の4月8日、お釈迦様はルンビニーの花園でお生まれになりました。その誕生を祝って降誕会(花まつり)を行います。

 お釈迦様が花園でお生まれになったとき、天から甘露(かんろ)の雨が降りそそいだと伝えられています。

 そのため、美しい花で飾った「花御堂(はなみどう)」に誕生仏を祀り、甘茶をそそぎます。

 法要後、甘茶をお配りしますのでご賞味ください。

 

東光寺を盛り上げた


お二人の和尚さまを
供養する

 東光寺で最も大切にしている2人の和尚【温仲禅師】と【洪堂義範禅師】の功績を讃え、そのご恩に感謝し、日々精進することを誓う法要です。

 東光寺を開いた開山、温仲禅師(おんちゅう ぜんじ)は、天文21年(1552年)6月30日にお亡くなりになりました。

 現住職まで法系を伝えた初代法系、洪堂義範禅師(こうどうぎ はん ぜんじ)は明治41年(1908年)8月28日にお亡くなりにな りました。

 開山忌は東光寺の行事の中で最も大切にしている行事で、古来より伝わる儀式を丁寧に行い、多くの檀信徒の皆様に参加していただいています。


ご先祖様を偲ぶ

 盂蘭盆(うらぼん)が、お盆の正式名称です。盂蘭盆とは梵語のウランバナを音写したもので、「逆さまに吊り下げられた状態の様な苦しみ」という意味です。

 この苦しみの中にいる生きているものすべてを迷いの中から救済し、悟りを得させることがお盆の本来の目的です。

 ー棚経の説明ー


ご先祖様をはじめ、すべての御霊を供養する

 施餓鬼会(せがきえ)とは、飲食(おんじき)供養をすることによって、亡くなった方を救う法要です。

 施餓鬼棚を外につくり、「三界万霊牌」を置き、洗米と水を供えま す。本堂内には過去帳を置き法要を行います。五色の旗には、仏様の 名前が書かれています。

 餓鬼とは欲深く他を省みることなく、常に飢えて欲求不満になってい る状態を言います。このような餓鬼を救済するための法要でもあり、自 分自身の中にある餓鬼に気が付く法要でもあります。

 近隣の縁のある和尚様に多数参加していただきます。多くの和尚様と一緒に御供養をしていただければと思います。


禅宗の祖 達磨大師を偲ぶ

 達磨大師は禅宗の和尚様の中でも最も有名な方だと言われています。禅の教えをインドから初めて中国に伝えた方で、禅宗では初祖として仰いでいます。

 いつ亡くなったかは定かでなく、大通2年(西暦528年)10月5日とされています。※東光寺では毎月8日に行う布薩会と合わせて行っています

 達磨像の掛け軸をお祀りします。赤いダルマさんのイメージとはかけ離れた姿に驚く方も多くいます。


お釈迦様が悟りをひらかれた日を祝う

 お釈迦様は菩提樹の下で坐禅をし、そして悟りをひらいたとされています。この悟りを開くことを「成道」といいます。
 
 お釈迦様が悟りをひらいたときの様子を表した軸をかけて、法要を行います。

 また、仏陀(ぶっだ)とは悟った人の尊称で、人生の真理に目覚めた人ということです。そのため、お釈迦様のことを仏陀と呼ぶこともあります。