少子高齢化など様々な社会問題が噴出する中、お寺も大きな変革を求められています。

しかし、「時代に合わせる」ばかりが良いことではありません。

もちろん、「変化しない」ことにこだわり続けることも良いことではありません。


では、どうしたら良いのか。

東光寺はこれから、

2500年以上も社会の変化に対応しながら守り続けられてきた、仏教の大切な教えを基礎基本として柔軟に変化をしてまいります。


東光寺は臨済宗妙心寺派のお寺であり、禅の教えを大切にしながら、お檀家様を初めとする多くの方に支えられてまいりました。

これまで支えていただき、守ってきた伝統や大切な教えを伝える行事などを継続しながら、少しでも多くの皆様へ大切な教えが届くように精進してまいります。

皆様と共に歩むための
「3つの約束」

 そこで、皆様からいただいたご恩を胸に刻み、法灯を継承するにあたり、これからの東光寺が、誰もが安心して関われる場所であるために、住職として「3つの約束」を皆様にお誓いいたします。

強制しません

 ご寄付や行事へのご参加は、皆様一人ひとりのお気持ちとご判断を何よりも尊重いたします。お寺の側から何かを一方的に求めることはありません。

説明します

 仏教の教えや儀式の意味はもちろんのこと、お寺の運営等、皆様にご理解いただけるよう、誠心誠意ご説明いたします。ご不明な点は、どうぞご遠慮なくお尋ねください。

話を聴きます

 お寺は、住職一人のものではなく、皆様と共にあります。皆様の声に真摯に耳を傾け、対話を重ねながら、皆様にとってより良いお寺のあり方を一緒に作ってまいります。

 さらに、上記3つの約束を胸に、「行きたくなるお寺 帰りたくなる家 住み続けたくなる地域」という合言葉を掲げ、今後の活動の羅針盤といたします。

教員時代の


学びから生まれた

合言葉

『行きたくなるお寺 


帰りたくなる家 


住み続けたくなる地域』

 私は中学校の教員時代、「行きたくなる学校・帰りたくなる家・住み続けたくなる地域」この三つがそろうことの重要性を学びました。

 学校だけが、家庭だけが、地域だけががんばるのではなく、それぞれが連携しながら役割を果たすことで、子供たちが大きく成長する姿を目の当たりにしてまいりました。

 そして、東光寺で仏教の教えをお伝えする中で、その教えや習慣には、家庭、地域を安心できる場所にするヒントに満ちていることを実感いたしました。

 「行きたくなるお寺」があれば、そこに集う方々と仏法とのご縁が結ばれるだけでなく、私たちの日々を支えてくれる温かなご縁が育まれていくと信じております。

 だからこそ、私が今なすべきことは、皆様に「また行きたい」と思っていただけるお寺づくりに他なりません。

 皆様にそう感じていただけるよう、お寺が、そして保育園が、地域全体の心の拠り所となることを目指し、この合言葉の実現に向け、一歩一歩、着実に歩んでまいります。

 どうぞ、これまでと変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

令和7年9月 

東光寺 住職 横山友宏

 戦国時代ー鉄砲伝来のころー、温仲和尚(おんちゅうおしょう)によって現在よりも北方の地に創建。その後、繁栄と衰退を繰り返す。
 清見寺蓉嶺維禎禅師の法を継ぐ九代洪堂義範禅師(こうどうぎはん ぜんじ:明治41年没)が法系開山となり寺門は一新。現在に至る。

01

興津清見寺から譲り受けた書院

幕末、清見寺より譲り受けた、清水にある木造建築としては最も古い部類の建物です。天井の桟は1本の長い木から切りだされており、今では貴重な材料が使用されています。

歴史

02

東光寺とゆかりのある足利紫山老師

昭和16年、臨済宗全本山の統合が行われ、臨済宗諸派(十四派)が合同して臨済宗と称した際、初代管長となったのが足利紫山(あしかが しざん)老師です。この足利紫山老師は、若いころ東光寺で洪堂和尚について修行しました。東光寺には紫山老師の書などが多く残されています。

歴史

03

山門が格子である理由

かつて、天皇の遣いが東光寺に泊まることになりましたが、当時門のなかった東光寺には泊めることができません。そこで急いで門を造るため丸太で格子を組み門としました。そのため、今でも東光寺の門は他のお寺の門と違い、格子門となっています。

住所 〒424-0033 静岡市清水区横砂本町20-31
電話 054-364-6868

◆ 電車でお越しの場合

・JR清水駅、またはJR興津駅より、タクシーで約10分。

・JR清水駅よりバスでお越しの方:
静鉄バス「三保山手線(興津・但沼方面)」乗車後、「横砂西」にて下車。バス停より東へ信号を横断後すぐ(徒歩1分程度)

・JR興津駅よりバスでお越しの方:
静鉄バス「三保山手線・興津駅前」乗車後「横砂西」にて下車。バス停より東へ信号を横断後すぐ(徒歩1分程度)

◆ お車でお越しの場合

・静岡方面よりバイパスでお越しの方:
横砂北交差点を右折し、一つ目の信号を左折後、すぐ左

・興津方面よりバイパスでお越しの方:
横砂北交差点を左折し、一つ目の信号を左折後、すぐ左

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