本堂の仏さま


 本堂の仏具・装飾











【薬師如来  やくしにょらい】



 東光寺のご本尊様です。
 秘仏のため、普段は厨子(ずし:仏様を納める箱)に安置されています。
 
 手に薬壺を持ち、煩悩という心の病を患う私たちを救ってください ます。い
わば、菩薩界のお医者様なのです。


【日光・月光菩薩  にっこう・がっこうぼさつ】
*左:日光菩薩、右:月光菩薩

              
 薬師如来の脇侍(わきじ)として、最も一般的な菩薩であり、薬 師如来
法を伝える役目を持っています。
          
 日光菩薩は太陽の如く光を照らして苦しみの闇を消し、月光菩薩は
月の光のようなやさしい慈しみの心で煩悩を消すといわれています。


 薬師如来がいつ、なんどきも苦しむ私たちを救えるのも、この二人 の菩薩
さまが昼・夜を分担し、法を守ってくれているからと言えるかも しれません。


【達磨大師  だるまだいし】


 インドのバラモンの出身で、禅宗の開祖

 六世紀初めに中国に渡り、各地で禅を教えた後、嵩山(すうざ ん)の少
寺で九年の坐禅を行ったといわれる。


【大権修利菩薩  だいげんしゅりぼさつ】


 仏法の守り神。禅宗で仏殿に安置する護法神で伽藍神のひとり。

 右手を額に持っていき遠望する姿勢で、唐時代の帝王の服装の 服をつ
ている。


【十二神将  じゅうにしんしょう】


 薬師如来と、その教えを信仰する者を守るとされる十二体の武神 で
る。

 薬師如来の十二の大願に応じて、それぞれが昼夜の十二の時、 十二の
月、または十二の方角を守るという。




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【須弥壇 しゅみだん】

 仏教寺院の本堂などの正面に据えて、その上に本尊その他の仏像を安置する大型の壇。

 須弥山(仏教宇宙観で,宇宙の中心をなす巨大な山)をかたどったもの。
【鈴  りん】

 東光寺のこちらの大きな鈴、よく見るとボコボコニなっています。それはかつて第2次世界大戦中、陸軍の駐屯地になっていた際、兵士が叩いたりしたためと伝えられています。
【木魚  もくぎょ】

 お経を読むときに鳴らすことでリズムを整えたり、眠気を覚ましたりします。魚は眠るときも目を閉じないと考えられていたため、禅宗寺院では木魚のことを魚鱗(ぎょりん)と呼ぶこともあります。
【鐘  かね】

 大鐘(だいしょう)などとも言い、比較的大きな釣り鐘で、木でできた撞木(しゅもく)を使って撞き鳴らします。朝夕の時刻を知らせるときや法要を行う合図、除夜の鐘に使われます。
【太鼓 たいこ】

 禅寺の北東隅に備えるもので、法要の際に僧侶が本堂に入る際に打ち鳴らします。
【天蓋  てんがい】

 仏像や本堂の頭上に懸け吊られる笠状の装飾。

 もとは熱帯国インドで、王侯貴人の外出の際に使用した日傘に起源する。転じて仏像の天蓋となったが、仏の力を象徴する蓮華(れんげ)と一体化した。
【五色の幕】
【幢幡  どうばん】

 仏様や菩薩(ぼさつ)のしるしとして飾る布である「幢(どう)」や、仏様の素晴らしさを示すために法要などの時に寺院の境内や堂内に立てる飾り布である「幡(ばん)」を筒状にして天井から吊るしたもの
【天井絵  てんじょうえ】

 庵原(いはら)の日本画・漢詩の先生に描いていただいたもの。
 通常インドの絵が多い中、日本の花々を書かれているのが珍しい。

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